サンフランシスコにあるティールームシアター。ゲイハッテン場映画館、本番射精記録。


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パウエルホテル
サンフランシスコのダウンタウンにあるティールームシアターのまわりには、
ごく一般的な観光客向けのホテルがたくさんある。
僕はシアターから角を曲がってすぐのパウエルホテルに部屋を取った。
僕が初めてサンフランシスコに来たときに泊まったホテルだ。
ケーブルカーが向きを変える発着点の目の前にあるため、
いつも混雑しているが、頑丈なドアと厚い壁が特徴のこの古いホテルは
とても僕に安心感を与える。僕はこうしてあわよくばピカイチ君に出くわしたならば、
ここに連れ込もうと企てた自分の行動力に驚いた。

土曜の深夜、いつもよりもまして混んでいるティールームシアター。
劇場最後部の暗がりに彼を発見。
ホワイトジーンズをはいた太ももが目立ってしょうがない。
彼の放っている強烈な性的ビームが見えるのは僕だけではなかろう。
彼の匂い立つような清潔感はどこから来るのだろう。そうだ匂いだ。独特のやさしい体臭だ。
あれが僕を夢中にさせているのだ。彼がトイレに入っても僕はいつものドキドキで近づけない。
意を決して僕もトイレに入った。ただ彼の匂いを嗅ぎたかったから彼の首に鼻を近づけた。
これだ。僕の脳天から爪先まで何かが貫いた。
僕は部屋に来ないかと誘った。
来るかどうか分からなかったけど僕はシアターの外に出た。

通りを挟んだ向かい側で僕は待った。
彼がシアターから出てくるのを信じて待ったが出てこない。
僕はあきらめようと思った瞬間、彼が出てきた。
ピカイチ君が僕に近づいてくる。僕は最高に幸せな気分だった。
僕は素敵なデートが幕を上げたことを実感した。

僕らは無言で部屋に向かった。
中に入るなり僕は再び彼の匂いを嗅ぎたくて抱きついた。
彼の体がシャツのボタンを外すごとにあらわになって僕は彼の匂いの中に入った。
毛のない滑らかな胸、腕、腹、ほんとうに触ってて気持ちよかった。
そして何よりも彼の体全体のバランスが完璧だった。
柔道体型とでもいうべきその厚ぼったい体つきはたまらないほど見事で、
尻の割れ目に生えている体毛の濃さが生身の男を強く感じさせ、
淫靡な裸は魅力がてんこもりだった。

まず顔が好きだ。すましているときとヨガっているときの顔のギャップがたまらない。
あの顔を見たくて気持ちよくしてあげたくなる。
きれいなすべすべの胸、頑丈な太もも、彼の何が一番美しいかというと、性器だ。
太くてどっしりとしたペニスをシアターで初めて見たときは目が釘付けになった。
半剥けのそれはちょうど僕の喉の奥に収まるサイズ。
どれを取っても言うことないピカイチ君なのだ。

僕らは一晩中セックスしていたと思う。というのはどちらも一度も射精をしなかったから。
横になって裸でじゃれついているのが楽しくて時間を忘れた。
ハッテン場で知り合ったからこそ、そうでなければこんな早い展開はあり得ないと思った。
僕と彼が今後どういう付き合い方をするのか考えるとワクワクする。
なぜならお互い名前も知らない、すべてこれからだからだ。