サンフランシスコにあるティールームシアター。ゲイハッテン場映画館、本番射精記録。


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初恋
つくづく思うのはハッテン場という異空間、
どこの世界にこのようなパラダイスがあるだろうか。
相手と知り合う必要も名乗る必要もなくセックスができる空間。
この性癖を持ち合わせていない限りこんな怪しい場所に来ることはない。
堂々と自由に好きな相手と即セックスができ、後腐れなく別れることができる場所が、
異性愛者のためにどこにあるだろう。

ハッテン場ではみんな恋をする。暗闇の中で一瞬にして恋に落ちる。
客の中から決めるのである。理由はもちろんあるのだが、なぜか気になる相手が決まる。
無理にでも一目惚れを決め込むのかもしれないが、この中でだったら誰にしようか選ぶ。
決まったらあとは純粋だ。仲良くなりたいのだ。
きわめて普通を装いながら近づき、自分の存在を知らせる。
決して好き者と思われないよう自然にアピールするのはどこの世界も同じだ。
このときの心臓のドキドキが恋愛のそれと同じなのだ。

僕はそいつの目を見たときから緊張が始まった。
ヤバい、こんなところで会いたくないピカイチ君だった。
僕より身長が低くて厚い体型は初恋の相手に似ている。
僕は無性に懐かしく淡い気持ちになった。
僕はかなり不自然だと思ったがそいつの後を辿った。ずっと見ていたかったからだ。
薄暗いハッテン場の中で、もう二度と会えないかも知れないという焦りから
僕はストーカーとなった。
もう彼は十分僕の存在を知っている。でも僕には他にどうすることもできなかった。

他の客数人と一緒にスクリーンの奥の部屋でエロビデオを見ているときだった。
彼はズボンの前を開けて、いじりはじめた。
特に誰に見せている訳でなく、ただビデオと一緒にオナニーしているだけだった。
他の客がすぐに手を伸ばしたが彼はそれを制して断った。
しかし、何人目かの客が挑んだ時は違った。
彼は立ち上がって大切な部分をその男の口に入れた。
僕のピカイチ君が思いっきりフェラチオされている。
僕は見たかったのか見たくなかったのか不思議な現実感を味わった。
というより失恋を味わった。