サンフランシスコにあるティールームシアター。ゲイハッテン場映画館、本番射精記録。


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サンフランシスコ
サンフランシスコはストリートフェアが多い町だ。
とりわけカストロとフォルサムのストリートフェアは
ゲイパワーによる格段の賑わいで恒例のお祭り騒ぎとなる。
カストロストリートフェアは伝統と品格を保っているが、
ハメを外したバカ騒ぎとなるとフォルサムストリートフェアにはかなわない。
レザーやSMグッズの店が建ち並ぶフォルサムストリートのお祭りは、
見てはいけないモノをたくさん見せられる。

コックリングを含めたコスプレや人混みの中で感極まってフェラチオを始めるカップル、
全裸の男女が大蛇を絡めて優雅に歩いていたりする。
ポルノスタジオの宣伝ブースには今をときめくポルノスター達が
パンツ一つで懸命にPRしている。
ポルノビデオであんなに激しいコトをして見せたあの俳優がすぐそこにいる感覚は
いつ見ても不思議だ。
ストリートフェアはどこも夕方6時には終わる。
すべて真っ昼間に繰り広げられる祭典は、太陽の下で健康的と言えば健康的に幕を閉じる。

ティールームシアターで知り合ったピカイチ君と、もしこんなお祭りに一緒に出かけたら
どんな感じだろうか僕はまったく想像ができなかった。
僕らはあれから2度、ホテルデートをしている。
しかし会ってはいるが昼間に一緒に外を歩いたことがないのだ。
僕は彼のすべてを知っているつもりだ。
でもそれは彼のほんの一部にすぎない性癖であり精液の味だ。

短いメールで時間を決める。部屋に入ると同時に僕らは裸になる。
とりあえずセックスが目的で会っているのだから。
ほとんど会話せず、すぐに始めるのが僕らのスタイルとなった。
いつもきつめのシャツを着ているピカイチ君の体は
服を着ている方が不自然なほど裸がよく似合っている。
彼の毛深い下半身がとても男臭くて僕はいてもたってもいられず咥え込む。
重みのある半起ちのペニスを喉の奥深くまで受け入れると、あっという間に太い棒になる。
先端の丸みの裂け目から透明な液が流れ出てくる度に舌でなめとった。
糸を引く薄い塩味の粘液を僕は夢中ですすった。

ピカイチ君のへそにはピアスがしてある。
小柄だがバランスのいい肉付きの体型が確かにショーアップしてみえる。
つまり何らかの壇上に上げても様になる美体だから困るのである。
もう僕は寝ても覚めても彼のコトしか頭にない。
もはや彼の身体の中で美しくないところはあり得ない。
完璧に惚れた。
しかし僕らは今でもお互いの名前すら知らない、
メールアドレスだけが僕らを繋いでいる唯一のラインなのだ。