サンフランシスコにあるティールームシアター。ゲイハッテン場映画館、本番射精記録。


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まぶしかった日
真っ暗だった。初めて入る異空間。それにしても暗闇に目を慣らさないと動けない。
僕は目を閉じてゆっくりと数を数える。きっちり60を数えてから目を開けた。

映画といってもハードコアのホモビデオだ。スクリーンでは全裸の男達が絡んでいる。
僕はとなりの客と席をひとつ隔てて座った。背格好は分かるが顔は見えない。

しばらくするとその客が僕のすぐ脇に移動してきた。半袖の腕がこっちに触れる。
すぐにまた触れる。こんどはハッキリと。
手が僕のひざの上にのる。目を凝らすと顔が見える。じっとこっちを見ている男の目が見える。
おもわず僕はドキドキした。そしたらそいつの顔が近づいてきた。ほおとほおが触れる。
すぐにそれがずれ、唇に触れる。やつの唇が動く。少し濡れた。こっちの唇も動かしてみた。
すかさず絡まれた。男同士の大きな口でこれ以上ないほど吸った。

僕は粘膜が密着し舌が絡み唾液の混ざる味がうまいと思った。
いままでこんなキスはしたことがなかった。
相性がいいんだ。掛け合い、答え合う口づけ、信じられなかった。
見ず知らずの男といまこうして濃いキスをしている自分が。

どれぐらいそうしていたのか、
キスしながら僕はズボンの上からわかるほど張っているこの男のモノを触った。
硬くて弾力のあるそれを男はベルトをゆるめ自分で出した。
でろーんとした玉袋も全部見える。金玉のにおいを嗅ぐと同時に僕は亀頭を口に入れた。
喉の奥に当たるまで深く、先走りの味がしても放さなかった。
男の陰茎を思いっきりフェラチオしている自分に興奮した。
上体を起こされ、再び口で口を塞がれて僕はどうにかなってしまったようだ。
男の手はすでに僕のズボンの中に入っている。
濡れた先っぽをつるつるされているうちに僕のズボンはおろされた。
男の柔らかな唇と舌でなめ上げられ、僕の汁がどんどん出てるのがわかる。
こいつ上手いんだぁ。あっという間にこみ上げてきて僕はそいつの口の中に射精した。 

なんだったんだいまのは イカされてしまうとは。自分でも思ってもいないことだった。
何故ここに来たのか。自分は何をしに来たのか。期待していた通りのことが起きただけだろ。

僕は急にここから消えたくなった。
外のまぶしい日差しに自分を消毒してもらいたかった。