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巨漢
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シアターの一番奥、手洗いに行くための低い階段がある。 そのあたりはハッテンできる相手を求める客達が何人もうろうろしている。 落ち着きなく動き回っている者達に隠れて、ひとりの男が階段に座っている。 誰とも目を合わせないその静止した男に近づく者はいなかった。 ただじっとして動かずにいる男は何かの選手なのだろうその体はでっかい筋肉の塊だった。 白いタンクトップの肩に大きなスポーツバッグを無造作に掛け、背中を丸めて座っている。
僕は階段を上りながらその男の大きく突き出たひざに自分の足をわざと触れさせた。 そしてそのままトイレに入った。 僕が手を洗っていると入口に人が立った。壁のように大きな白のタンクトップだった。 こんなにでかい人とは思わなかった。白い巨大な壁でトイレの出口は塞がれた。 丸太みたいな両腕で僕は抱かれた。まるで男の体に埋もれているようだった。 僕が全部包まれてる感じがした。彼の腕を持ち上げ脇の下を見た。 分厚く広いそれに僕はありったけの口を開けて吸い付いた。 強い脇臭を顔中になすりつけ僕はその匂いに狂った。
堅く巨大な肉体はどこを見ても男そのものだった。 神に選ばれた者だけが持つ鎧をこの男は僕にあずけている。 トレーニングパンツの中で僕は彼の高く盛りあがった白いブリーフを見て信じられなかった。 ブリーフがそれでいっぱいになっている。ゴロっとした太い肉が薄布に包まれ脈打っていた。 亀頭の先端がぐっしょりと濡れて布が染みている。僕は手を入れ中を確かめた。 腕かと思う位太い陰茎だった。 ブリーフを下げまじまじと男の性器を見る。 重たそうなそれはなにもかもが大きく人並み外れていた。 ペニスまでもが筋肉質のぷりぷりしたその巨大な男根に僕はひれ伏したかった。 崇拝にも似た気持ちをこの男に感じた。 このような見事な体躯でこの世に生まれてきたこの男がいとおしかった。
男が自分でしごきはじめる。巨体のオナニーは、まるでスローモーションのように見えた。 ゆっさゆっさと全身が揺れるそのしごきは圧巻だった。 僕はただただ見守るしかなかった。 重く垂れ下がった両方の玉が前後に激しく揺れている。 大きな尿道口から透明な汁があふれ出ている。僕はこの強靭な男が欲しかった。 でもどうにか口に亀頭が入っただけでそれ以上は無理だった。 唇がちょうどカリ首にハマり、僕は大きな球を口に入れたみたいだった。
しばらくして球全体が一回り大きくなり、熱いものが勢いよく僕の喉の奥に注入された。 男が放出した大量の精子はのどを伝わり僕の体の中に入った。 僕は亀頭を口に入れたまま男の睾丸を握った。どろっと残りの精子が出てくる。 僕は一滴もこぼさなかった。 そしてこの巨漢に心の底から感謝した。立派な遺伝子を飲ませてくれたことに。
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